日本のレコード会社は,音楽を愛してなどいない。本当に愛しているなら,音の価値を暴落させるような行為を,できるわけがない。ユーザーは,きちんとそれを認識して,今後接するべきだ。
米国レコード協会(RIAA)は,ファイル共有サービスを提供するオーディオギャラクシー社を著作権侵害で提訴した。これでRIAAは,ナップスター以後のほとんどのファイル共有サービスを提訴したことになる。
今発売されているSPA!にコピープロテクトCD,もとい,意図的に変造したオーディオディスクによって音質が劣化している証拠,それを販売することの法的な問題点などが示されている(後ろの方の「e定食」というページ)。特に,音が悪い,と感じる明確な理由が示されている点は興味深い。米国レコード業界の方が正直で,そんなことをするのは正しい解決法でないことを知っている。ファイル共有ソフトの会社を訴えて,裁判費用で資金難にして,潰す方が正しい,と思っているだろう。
個人的な意見だが,私には音質の劣化などわからない。56kbpsのMP3ならそりゃはっきりわかるが,128kbpsなら問題ない。正当な価格で128kbpsのMP3を販売していれば,私は購入する。私がLive365でネットラジオをやっているのもその56kbpsは商品価値を維持しているような利用であると認識していないからだ(聴いて気に入った人はCDを購入することになる)。なのではっきり云えば,利用料を請求されても払う意志は_ない_。そのような音の価値は人それぞれだとは思うが,高圧的に決められて拘束される必要はないと考える。なかには,ほんのわずかな音質の劣化も我慢できないという人もいる。MP3なんてどんなビットレートでも聴くに値しないと思う人もいる。音質をとことん追及できる高額のオーディオセットで音楽を楽しんでいるのに,なんでわざと劣化させたようなものを買わなければいけないのか,と思うのは当然のことだ。その変なオーディオディスクを作っているような人たちは,音の価値を決めるに値しない人たちだ。私たちは,彼らを信用する必要はない。(via 音楽配信メモ)
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